コンタクト培地

環境表面にペタリと押し付けるだけ

環境微生物を制御するためには、微生物汚染の実態を調査把握し、汚染経路や汚染要因を明らかにし、改善策を立てて実施するとともに、日常の定期的な調査や従業員教育等の微生物管理を行うことが必要です。環境微生物試験法のコンタクト(接触)平板培地は、培地表面積が国際規格化されました。また、第十七改正日本薬局方に参考情報として収載されています。コンタクト平板培地は凸状に盛り上がっていますので、平状な物体表面に直接接触させて、付着菌を移し取り培養後、発育した集落を一定面積あたりの菌数として計測します。目的に応じて各種の培地がラインナップされており、手軽で簡単に検査ができますので、日常の微生物管理にお勧め致します。


特徴

1.器具、培地調製等の事前準備が不要です。
2.スタンプ培地ですので、一人で操作が簡単にできます。
3.培地の表面積により、単位面積あたりの菌数測定が容易にできます。
4.汚染実態の把握、消毒殺菌効果判定が肉眼でできます。
5.汚染の特定菌の有無の判定ができます。

使用方法

1.シャーレのフタを取り外し、培地面を検査材料の表面に軽く押しつけます。
2.再びフタをし、フタに検査材料名を記入します。
3.35~37℃のフラン器にシャーレのフタを下にして入れ、24~48時間培養します。
  サブロー寒天培地及びCP加ポテトデキストロース寒天培地は、20~25℃で少なくとも5日間培養します。
4.発育した集落数を数え、単位面積あたりの集落数を算出します。
  集落数が多いときには、シャーレ本体の区画(1区画:1cm2)を利用します。
5.培地上に発育した集落数から検査材料の汚染度を評価することができます。
  判定基準とその評価は、個々の目的に応じて自主的に設定します。

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